目次
1時間目 選ぶだけ、使うだけではわからないこと―モノからたどる日本の風土
2時間目 6つのカテゴリーを通して眺めるいまを生きる民藝123―日本の手仕事案内(雪国の手仕事;山あいの手仕事;平野の手仕事;海辺の手仕事;都から来た手仕事;新しい伝統の手仕事)
3時間目 暮らしの道具が一番輝いている場所を尋ねる―民藝との暮らし方(つなぎ手の暮らし;つくり手の暮らし;使い手の暮らし)
著者等紹介
久野恵一[クノケイイチ]
手仕事フォーラム代表。地域手仕事文化研究所主宰。もやい工藝店主。1947年生まれ。武蔵野美術大学在学中に民俗学者・宮本常一に師事。松本民藝家具の創始者・池田三四郎との出会いをきっかけに民藝の世界へ。大学卒業後、仲間5人と「もやい工藝」を始め、その後独立。北鎌倉を経て現在の鎌倉市佐助に店舗を構える。40年にわたり1年の3分の2は手仕事の産地をめぐり、買いつけや調査、職人をプロデュースする活動を続けてきた。2011年まで日本民藝協会の常任理事を務め、現代の民藝運動と積極的に関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ミス レイン
3
雪国の、山の、海辺の、平野の、という手仕事分類がおもしろかった。生活に密着したものだからこそ、材料や形や使い道や技術の流れにその土地がある場所の風土が織り込まれる。東北は雪の農閑期にみな編組物を作るけど雪の降らない土地では農作業が途切れることがないので専門職として発達したというのになるほどと思う。巻末の民芸品のある暮らしに素敵な住まいの写真が掲載されている光原社の及川さんは今年の2月に、監修の久野さんは四月に亡くなられた。手仕事界にとっては大きな損失である。ご冥福をお祈りいたします。お世話になりました。2015/09/09
hirokoooo
1
欲しくなるものがいっぱい。タイトルのようにカタログになっているので、旅しながら買いたくなる。2021/02/18
さきたまおおはし
0
再読。今回は葛布ほか古布と、中部地方を中心にその技を調べるために借りました。風土でくくって編んであり興味深かった。地図で分布を示しているのもおもしろかった。シリーズのインデックスにもなっているので、コピーしておいた。どの本を調べたらいいか、すぐにわかるぞ!2017/02/01
さきたまおおはし
0
写真が見やすく、眺めて楽しみました。温もりある民藝の道具たちは見ているだけで癒されます。いろいろな種類の道具が見られるのが楽しい。にわかに自分の部屋が殺風景に見えてきて、手芸店でクッションと布を買ってきていました。おかげで部屋が明るい雰囲気になりました。ありがとうございました!2015/10/27