内容説明
Fab Lab(ファブラボ)や関連施設で製作されたデジタルファブリケーションの実例と作り方を紹介!
目次
1 自然の素材でつくってみよう
2 家具やプロダクトをつくってみよう
3 電子基板をつくってみよう
4 生活で使うものをつくってみよう
5 金属でつくってみよう
6 Fabの考え方を広げてみよう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
羽
10
☆☆☆ 海外にFab機能を備える公共図書館が増加しつつあると知り、Fabについて知りたくなった。FabLabは、1998年にMITのニール・ガールシェンフェルド教授が始めた授業を起源としており、FabLab Japanが設立されたのは2010年。デジタルデータを利用した工作を行うために、カッティングマシン、レーザー加工機、CNCスライス、CNCルータ、3Dプリンター、電子工作などの機材を用いる。PCでデータを作るのが難しいんだろうなぁ。でもイラストや写真から作れるものもあるみたい。(コメントへ続く)2018/03/15
かっぱ
5
このワクワク感。手作業と機械作業との境目が曖昧になり、無数の試みが生まれる予感。2014/10/29
Sanchai
3
ファブラボで何ができるのか、その作品群を製作プロセス付きで紹介した本。ファブラボがどこにあるのか、各々のファブラボの違いがどこなのかもわかり、取っつきやすさを感じることができた。但し、こういうのって、1つ作品を作って目的達成した後がどうなのか、持続的に製作プロセスに関わっていこうという人がどれくらいいるのだろうか。そんなことを少しだけ考えた。2014/10/25
totssan
1
Fab LABO鎌倉を中心に「自ら作る」をサポートするサイトや製作品などを紹介する。もう15,6年続いているとのことで、最近は秋葉にもモノ作りサイトができ、密かに輪が広がっている感がある。ハードウエアとして見えるものを手づくりするのも楽しい。こういうサイトが近所にはないので気軽には行けないが、ぜひ立ち寄ってみたい。ホームセンターの貸工具、作業コーナーが進化したようなものなのだろう、恐らく・・。2024/02/11
Sanchai
1
7年ぶりの再読。前回は「何を作るか」という点に目が行って各々の製作プロジェクトを眺めていたが、今回読み直してみて、「どう作るか」という製作過程をシェアすることに相当なウェートが置かれた本なのだというのを改めて感じた。木材加工、電子工作、アート作品、金属加工と、各章で特徴があり、それが担当した各ファブ施設の特徴にもなっている。自分自身が多少これらの工作機械を使うようになっているため、どの事例もちょっと複製・リミックスに挑戦してみようかと思えるようになった。これからは度々本書は参照すると思う。2021/10/30