フラワースピリッツ―花を生きる

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  • サイズ B6判/ページ数 96p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766125115
  • NDC分類 748
  • Cコード C0072

内容説明

光ではなく、X線を使って撮影した、はじめて目にするような、花々の“特別な”姿。質感、フォルム、デリケートな構造がX線撮影によって透きとおるように写し出され、まるで花の魂が見えるかのよう。輝くような花のイメージから引き寄せられた、作家、思想家、画家、詩人たちの珠玉の詩や言葉を隣り合わせた、静かで味わい深い一冊。

著者等紹介

メイヤーズ,スティーブン・N.[メイヤーズ,スティーブンN.] [Meyers,Steven N.]
アメリカ、ワシントン洲在住の写真家。30年近く医療機関で働いてきたレントゲン技師でもある。花々や自然物をX線で撮影し、自らの表現方法とした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小梅

114
X線で撮影された花たちの美しさ。まさに花の魂を観ているような気がします。読友さんのレビューから知った作品です。2016/06/29

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

50
レントゲン技師で写真家という顔を持つ作者は、カメラの代わりにX線で花々の写真を撮る。硝子細工のような透明感を放つ花弁、花びらのカーテン越しにシルエットが露わになった子房、血管のような葉脈……。本来はモノトーンの世界に手彩色を施す事で幻想的でエロティックな表情が浮かび上がる。さらに、写真に添えられた作家や思想家、画家、詩人たちの言葉が静謐でロマンティックな世界を創り出している。「恋は人生の花。楽しむのだ、花の盛りは短いのだから」とD.H.ローレンスは記すが、この本には一瞬を切り取った永遠の姿が刻まれている。2016/07/18

p.ntsk

40
X線機器を使って花ばなを撮影した写真集。独特の自然美が見られます。作家、思想家、画家、詩人たちの言葉が添えられています。2014/12/10

tulip

29
スティーブン・N・メイヤーズ氏が旧式のX線レントゲン機器で花を撮影。淡い手彩色が施されている。写真の横には釈迦、シュヴァイツァー、マティス、ワーズワース等の詩や言葉が添えられている。繊細で涼やかな、でも少し渋めの色合いの写真をゆっくり眺めると心が洗われる。2020/04/30

うめ

20
フルーツや野菜をMRで撮像したり、電子デバイスをX線撮影した事はあるけれど、花に、放射線をあててみよう、なんて感性を持っていなかった。柔らかで繊細な被写体。職業柄、撮影条件が気になって仕方がない。花びらを光にかざした美しさとはまた違う。蕾に包まれた内部の、命の煌めきが、静かなのにダイナミックだった。画像処理も素敵。花の名を想像しながら読んだのだけど、巻末でも良いからこれはなんて植物だよ、って解説が欲しかったな。あと、ブレイクの詩に強く惹かれた自分を発見できた。2016/07/04

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