内容説明
西洋における250以上の異形たち(本書では「光の住人たち」「幻想動物たち」「闇の住人たち」に分類)を、文献上の記述、出生地・棲息地域、姿形、習性、歴史、神話・伝説・伝承上の逸話など、あらゆる角度から紹介。古くから伝わる名画や版画のほか、サンドリーヌ・ジェスタン、アラン=マルク・フリズによるオリジナルイラストを含めた100点以上の図版を掲載。視覚的資料も見応え十分。
目次
第1章 光の住人たち(天空に棲む者;森に棲む者;水に棲む者;地に棲む者;丘と家に棲む者)
第2章 幻想動物たち(ドラゴンと蛇;海や湖で恐れられた動物と怪物;狼と狐あるいは獣の怪物;聖なる動物と魔法使い;優美な動物と怪物;不思議な鳥とスフィンクス)
第3章 闇の住人たち(恐るべき者;死せる者;墓場に棲む者;変身する者;地獄に棲む者;魔法を使う者)
著者等紹介
ブラゼー,エドゥアール[ブラゼー,エドゥアール] [Brasey,´Edouard]
フランスの小説家・エッセイスト。妖精の世界や不思議な物語について、60以上の著作がある。L’Encyclop´edie du Merveilleuxは、2006年、フランスのファンタジー系の祭典レ・ジマジナルにおいてイマジナル賞・特別賞などに輝き、高い評価を得ている
松平俊久[マツダイラトシヒサ]
早稲田大学総合研究機構客員次席研究員、同大学文化構想学部兼担講師、同大学日欧研究機構客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
pako
3
衝動で購入したけど、大満足。挿絵も綺麗だし、想像通りの内容。半分以上ダークな異形の説明が占めてるのも期待通り。東洋異形大全もあるならセットで観たい。素晴らしく現実逃避出来た。時間がある時に濃い紅茶とブラウニーとか傍にじっくり読みたいと思った。2015/10/05
颯奏
2
オールカラーで掲載されている絵も綺麗で目に嬉しい大全です。特定の異形について深く知りたい人には向きませんが、ざーっと歴史上の扱いや流れを知ることができます。歴史的有名人の著書からの引用などが楽しめました。2015/07/05
戦狐
1
ヨーロッパの妖精、亡霊、獣人、魔法使いの類まであらゆる異形が紹介されていて、この手の本をよく読む私にも初めて聞く物も多かった。 対策法までいくつも書かれており、痒いところにも手が届く2016/04/11
千代
0
積読消化。結構大きくて場所を取る。児童書かと思って買ったけど、そうでもなさそうな…。何より、読みにくい!イラストが豊富なのはいいけど、1ページに文章が3段組のレイアウトで、イラストに沿うように文章を組んでいたり、項目(見出し)がちょっと大きめのフォントであとは文章を流し込んでいる感じ。本は大判だけどとにかく読みにくかった…。歳のせいか、内容は良くても開くのが億劫になる。2021/07/12




