華麗なる万年筆物語

華麗なる万年筆物語

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A4判/ページ数 158p/高さ 29cm
  • 商品コード 9784766113808
  • NDC分類 589.7
  • Cコード C0070

内容説明

剣を握った時から、人は人を傷つけるようになった。ペンを握った時から、人は人に愛を綴るようになった。ゲーテが「外に出た頭脳」と呼んだ「手」に握られたペンの先からは、それぞれの人の想いがこもる個性的な文字がじかに紙面に現れ、息づいた文が綴られていく。誰もがペンは剣よりも強く、文は人なりという言葉を実感する。パソコンで打ち出される誰のものとも知れず、記号でしかない文字に飽き足らなくなった人々は、いま再び自分の手が握る万年筆で自分の文字を書くことの素晴らしさに気づき始めた。いい万年筆を持てば必ず何かが書きたくなり、何を書けばいいかがわかってくる不思議さ!これはその魔法を示す書である。

目次

選ばれた指先の使者たち(オマス「ボローニャ」CM‐LXXX8;デルタ「ヴェネチア」;アウロラ「ユビレウム」 ほか)
美しき文字への誘惑社たち(アウロラ;ヴィスコンティ;ウォーターマン ほか)
筆跡でしのぶ文化人の面影(ハンス・クリスチャン・アンデルセン;シャルル=ルイ・ドゥ・モンテスキュー;ジェームス・ワット; ほか)
万年筆の手入れについて
ペンは剣よりも強し

著者等紹介

白岩義賢[シライワヨシカタ]
1934年生まれ。中央大学仏文科卒。国際情報社、自由国民社などを経て1961年に中央公論社へ入社。同社の『婦人公論』誌、『マリ・クレール』誌などの編集部次長を歴任し、1993年に退社。以後エッセイストとして多岐にわたり執筆、講演を行っている。1994年より6年間中央大学学院講師を務め、現在は横須賀市生涯学習財団理事、同市市民大学講師。またオーディオ評論家、ワイン研究家、料理研究家、旅のエッセイストでもあり、「国際ワイン&スピリッツ会議」のメンバーとして現在会員数150名のワイン・ソサエティ「サン・ヴァンサン」の会長を務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Steppenwolf

0
書籍というより説明付き写真集である.昨年途中から仲間からの刺激で万年筆への所有欲が高まっている.本書で取り上げられる万年筆は芸術品に近く多分入手できる価格よりは高いと推測される.本書も二十年も前発行で絶版であるからおそらく多くは入手不可であろう.しかし,紹介文を読んで製造会社やペン名前の由来やテーマを知ると欲しくなってしまう.私にとっては危険な本である.実際,価格的に手の届きそうなペンをメモした.私の持っているペンは紹介されていないことが悔しい.本書の評価は私にとってD(危険)としたい.2024/01/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/172133
  • ご注意事項

最近チェックした商品