ポケット版 「暮しの手帖」とわたし (ポケット版)

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784766002003
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

戦後間もなく「しずこさん」は、のちの名編集者・花森安治と出会い、暮らしがもっとおしゃれに、豊かになるアイデアを集めた雑誌『暮しの手帖』を創刊。28歳の女性がともした小さな灯は、日本の家庭をあたたかく包む大きな光となっていった。激動の昭和を駆け抜け、戦後の暮らしの復興に灯をともし続けた「しずこさん」、93年の物語。

目次

1 花森安治と出会う
2 子ども時代、そして父と母、祖父のこと
3 第六高女時代
4 戦時中の仕事、そして暮らし
5 『暮しの手帖』の誕生
6 『暮しの手帖』一家
7 手紙でつづるアメリカ視察旅行
8 『暮しの手帖』から生まれたもの
9 すてきなあなたに

著者等紹介

大橋鎭子[オオハシシズコ]
1920年生まれ。1948年、花森安治とともに雑誌『暮しの手帖』を創刊。社長兼編集者として生涯を出版に捧げた。1994年、東京都文化賞受賞。2013年、永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

54
家計を支えあう母子、縁が出版の経験となり、「暮らしの手帖」へ繋がる過程が印象的。戦後故の平和の願いと、各人の書籍への思い。アナログな発送作業の写真もどこか牧歌的であり趣がある。女学校時代の歯みがき製造から始まり、リュックでの”訪問販売”、そして手優!?苦を厭わない一途な姿勢に共感。川端氏とのエピソードも、著者の人柄だからこそだろうなぁ。無論、花森氏の存在があってこその「手帖」。広告への哲学にその真髄を垣間見る。蛇足ですが、うさぎやのどら焼きは本当に絶品です!(笑)2016/11/30

@nk

40
皆が自分の暮らしを大切にすることができるように。そして家庭をもったとき、それがあたたかいものになるように。(少しばかり私の表現になってしまったものの)これこそが、今もなお引き継がれし『暮しの手帖』の理念であり、大橋鎭子と花森安治が終戦直後に交わした約束であり、二度と日本が戦争をしないようにという思いが込められた願い。/広告を載せないという当初のスタンスさえも今の『暮しの手帖』に引き継がれているらしく、こんな雑誌が今現在も刊行されているということに驚かされる。与謝野晶子や川端康成、志賀直哉や三島由紀夫など⇒2024/07/09

ichi

29
NHK連続テレビ小説の原作となった本。テレビでは常子さんである本人のしずこさん。H25年に93歳の生涯を終えるまで、現役で『暮らしの手帖』の編集に携わり、毎日出社していた。というエネルギーのある方で、おても情の熱い人だったそうです。本人の語り口調での文章で、読みやすいエッセイです。2016/09/08

わむう

18
毎日、楽しみにしている朝の連ドラ「ととねえちゃん」のドラマモチーフ本。男尊女卑が当たり前だった時代に、自分の家族を守り、信念を貫いた大橋さんに脱帽です。2016/06/28

johnta_rou

13
同タイトルの新装版。西田征史さんの談話(「とと姉ちゃん」放映前の意気込みを巻末に掲載)が読みたくて借りました。「とと姉ちゃん」を楽しく拝見した後なので、朝ドラとモデルである大橋鎮子さんご本人との違いがたいへん興味深かった。転々とした幼少期、「暮しの手帖」へと繋がっていく人生経験、花森さんや仲間たちとの仕事の日々。坂東紅美子さん(直ぐ下の妹さんの娘さん)らのエッセイから著者の人柄が伝わってくる。他の大橋さんや花森さんの本も読んでみたい(^.^)2016/11/09

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