内容説明
『暮しの手帖』表紙原画全点、書籍装釘原画、カット、手書き文字など約三〇〇点掲載。すべてが手から作り出された時代を超えたデザイン。
目次
1 暮しの手帖表紙原画
2 書籍装釘原画
3 カット・手書き文字
4 新聞広告版下
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
79
先日、世田谷美術館で、花森安治さんについての講演を聞いた。「暮しの手帖」という雑誌を作り上げ、表紙絵から中のカット、新聞広告まで、自分で作っていた。この本には、それらが掲載されている。ジャーナリストにしてマルチアーティスト。ものを創り上げる姿は芸術家。優しく魅力的な作品の数々。ただ、ほとんど何も語らなかった戦時中に属した大政翼賛会のこと、「暮しの手帖」1世紀96号「戦時中の暮しの記録」の表紙が戦時中の自分のノートを焼いて撮影したということを講演で聞き、とても気になった。この本にもそのことは書かれていない。2021/10/29
ヒデミン@もも
47
暮らしの手帖❢ 懐かしい〜 読み友さんの紹介で。手にとって良かった。懐かしいけどそのデザインは永く変わらず平成の今となっては斬新なものにみえる。ラフから写真の撮り方など載っていたけど、なんと言っても創刊からの表紙の羅列に感嘆。朝ドラやるのね。ブームになる前に読めてよかった。2016/04/08
ペルー
40
展覧会の前に予習(笑) でもやっぱり原画の方が断然素晴らしかった!花森さん、苗字も素敵ですよね♪2017/03/30
なるみ(旧Narumi)
39
日曜美術館で取り上げられていた花森さんの暮らしの手帖の表紙絵の多彩さに興味をもち、図書館で借りてみました。眺めているだけで本当に楽しい一冊で、表紙絵や挿絵だけでなく、味のある字体もすてきだと改めて感じた一冊でした。2016/08/17
リッツ
33
ああ、ツボすぎる!フォルムといい色使いといい、くすぐられすぎ!特に台所風景、季節を想わせる風景が好き。文字もいいな~。日々の暮らしがとても素敵なものだと思えてきます。2016/05/08