出版社内容情報
初版は1969年。親子二代、さらには三代にわたって、根強い支持を受け続けるロングセラーです。ちょっと懐かしい、忘れられない味の〈おかず〉を、今晩の夕食に。
日本料理の名人といわれた小島信平さんが、手早く、安くて、しかも、おいしいおかずの作り方を、お母さん以上にやさしく、あなたに教えてくれます。
味付けはたいていの人がいいと思う分量です。はじめはこの通りの味に作ってみて、二度目から、食べた人の批評を聞いて、あなたのお家の好きな味に変えていってください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
乙浦(おとうら)
18
母から受け継いだ一冊。今どきの料理本のような装丁の綺麗さはなく写真は白黒。食材にくじらとか逆に今では入手困難なものがあったり、基本量が大家族の5~6人等々時代を感じさせるのですが、作り方は手間がかかるものもあるけど初心者でも作れるような説明になっているし、どれもシンプルな「おそうざい」毎日食べて飽きない昔ながらのものばかり。お料理一つ一つに添えられている5~10行程度の言葉も古言い回しだけどそこが素敵なのです。自分に娘がいたら間違いなくお嫁入り道具の一つとしてもたせちゃうんだけどな!(ちょっと続きます↓2014/01/17
はんぺん@ヒト×コト読書会
9
1950年代後半から12年間、暮しの手帖で連載された家庭料理のレシピ集。当時は一段低く見られていた家庭料理の指南を懐石料理の達人である小島信平さんが引き受けられたときの言葉や、毎号の連載記事ができるまでの編集部の丁寧な取り組みがあとがきにあり、その熱意に読んでいて胸を打たれる思いがした。5~6人前の分量も多くて、作っていると昭和中期の食卓の記憶を解凍しているような気持ちになる。料理を通じて季節の移ろいを感じること。食事することは自然から受け取り、生かされることなのだなぁ🌾🙏 2024/08/18
祖母のようなおばあちゃんになりたい
5
祖母から頂きました^ ^ Eテレの沢村貞子さんの番組で使っているのを見て気になり読んでみたのですが、やっぱり昭和の主婦の方々は尊敬します(*´꒳`*)丁寧な作業を惜しまず行う姿がとてもかっこいいです! このレシピを参考に何か作ってみたいなぁと思いました( ◠‿◠ )2020/12/05
seichan
4
けっこう高いので下見にと図書館本。読んだだけで作ってはないけどどれもあっさり系。いの一番や味の素をしっかり入れてる辺りが昭和三十年代で、むしろ微笑ましい。レシピの紹介文の、ていねいで優しい日本語に気持ちもほっこり。しかしたまに「好きもきらいも言わせない味です」といった、圧の高いステキな表現もあるあたりが、さらに良い。 こういう料理本における語り口の変化は「料理への心がまえ」や「家庭における料理の位置づけ」の時代の変化を反映してるのだろうな。……って料理本のレビューじゃないな。 2019/06/05
sattin
1
文章が昔っぽい。なまり節ってなんだっけと思った。シーチキンみたいなやつだよね。おからの作り方をマスターしたいかな。魚のさばきかたも。2023/02/26