内容説明
融資先が返済に困窮した際、「リスケジューリング」による再生支援が、金融機関と企業双方にとって有益な選択肢として考えられる場合がある。本書は、この「リスケジューリング」に対する論理的な考え方、各取引金融機関との調整等の実務、そして最終的に返済を正常化させるための融資先へのコンサルティングの着眼点について解説した。
目次
第1編 リスケジューリング申出に対する検討事項(リスケジューリング申出に対する心構え;リスケジューリングのタイプ;返済できない原因を明確にする―問題解決へのアプローチ方法;返済正常化の可否を判断する;取引方針の決定)
第2編 個別案件内容に対する検討事項(返済額の考え方;返済シェアの考え方―決まったものはない。重要なことは道理を通すこと;リスケジューリング期間の検証;リスケジューリング開始に伴う債務者区分見直しの検討;その他の検討事項)
著者等紹介
日向皓太郎[ヒュウガコウタロウ]
中小企業診断士。1級ファイナンシャルプランナー技能士。1964年東京都生まれ。1987年早稲田大学教育学部卒業。現在大手金融機関審査部にて融資審査、企業再生業務に従事
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