内容説明
中小企業の評価において、税務申告決算書は唯一信頼に足るデータと言われて来たが、もはやそれは幻影に過ぎない。貸倒引当金や退職給与引当金などの縮小で含み損を抱えた決算が容認されているからだ。したがって、金融機関の融資審査における徴求書類も税務申告決算書というだけで信頼される時代は終わろうとしている。本書は、グローバルスタンダード時代の会計処理について、多忙な社長が押さえておきたいポイントを明快に画き出すことに成功している。
目次
第1章 会計ビッグバンが経営を変える
第2章 時価会計とは何か
第3章 金融商品の時価会計はどのように行われるのか
第4章 固定資産の時価会計はどのように行われるのか
第5章 連結決算で時価会計はどのように適用されるのか
第6章 新しい退職給付会計はどのように行われるのか
第7章 キャッシュフロー情報はどのように生かすか
第8章 時価会計で経営はどのように革新されるか