出版社内容情報
洗濯板から電気洗濯機誕生についての読み物
内容説明
どこの家庭にもある洗濯機は、どのような進化を遂げてきたのでしょうか。このような疑問に答えるために、長年、洗濯機の開発に携ってきた経験を生かし、洗濯機の歴史と仕組みについて小冊にまとめました。本書は、高校生、大学生のみなさんに十分理解していただけるように、「洗濯機とそれを取り巻くさまざまな事柄」を丁寧に解説し、その本質に迫る副読本をめざしました。さらに社会人、特に洗濯機に興味を持たれる方々に「洗濯機の歴史と仕組み」をご理解いただけるよう関連事項をたくさん盛り込みました。アメリカで発明され、日本で進化した電気洗濯機の歴史をたどり、その時々の技術について掘り下げてみましょう。
目次
第1章 少しでも楽に洗いたい―手動洗濯機の時代
第2章 本当の発明者は誰か?―電気洗濯機の誕生
第3章 「フーバー」洗濯機の衝撃―一槽式洗濯機の時代
第4章 部屋干しができる日―二槽式洗濯機の時代
第5章 使ってみると、これは便利―自動二槽式洗濯機の時代
第6章 「静音化」が最も望まれていた―全自動洗濯機の時代
第7章 雨の日も、夜中でも洗濯したい―衣類乾燥機の時代
第8章 二一世紀、新たなステージに突入―洗濯乾燥機の時代
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
C-biscuit
10
図書館で借りる。洗濯機の100年の歴史をたどれる。昔話のようにお婆さんは川に洗濯にとう時代からたらいと洗濯板の時代など時と共に洗濯方法は変わってきた。しかしながら、ここ100年は一気に変化が訪れたように思う。そしてまだ100年なのである。当然洗濯機は海外から輸入し日本でも広まったのであるが、洗濯板も海外からもたらされたのは驚いた。また、今の中国ではないが、日本も海外の技術やロゴ、ネームングなど結構パクっている事実を確認できる内容でもある。通っていく道なのかもしれない。昔を知ると大変便利な世の中だと感じる。2022/04/19
Riko
0
図書館で借りた2013/06/08
Miyagawa Yoko
0
これは面白い。全自動がそんな前からあったとは知らなかった。2013/02/24
nuna
0
東芝の技術者として洗濯機の進化の現場にいた著者が、電気洗濯機の発明から洗濯乾燥機まで、内部の詳細な仕組みも含めて歴史を物語った一冊。普及以降に生まれた身としては洗濯機は身近で当たり前の存在だけど、こういった当たり前のものこそ歴史を残さないと失われてしまうのだと思う。巻末の年表がまた圧巻。2008/12/01