内容説明
本書は、英国で生まれ発展し、今日に引き継がれてきている“田園都市”について、都市経営あるいは都市の行財政という観点から、生みの親であるE.ハワードの構想に迫ってみようとするものである。そして、わが国の田園都市開発の流れを鳥瞰的に一望してその特徴を捉え、今後の都市経営あるいは都市の行財政のあり方を考える一助としようとするものである。
目次
1 “田園都市”とは(『明日 真の改革のための平和の道』;新都市としての“田園都市” ほか)
2 “田園都市”構想の具体化とその発展(“田園都市”開発会社の立上げと地所の選定;独特の開発方法 ほか)
3 戦後におけるFGC社・町議会・州議会・国との関係(FGC社と町議会の最初の衝突から同社経営権の買収の動きまで;公社化法案制定への動きとヨークホテル社によるFGC社買収 ほか)
4 レッチワースから学ぶべきもの(ハワード田園都市構想の核心と実現化の程度;日本における“田園都市”論 ほか)
5 エピローグ
著者等紹介
菊池威[キクチタケシ]
1972年青山学院大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。1973年フランス政府給費留学。1985年在外研究(ニース大学)。1998年在外研究(ブリュッセル大学)。現在、亜細亜大学経済学部教授。専攻は財政学、財政政策論、租税論、都市財政論、EUの財政
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