内容説明
ものづくりの楽しさを実感しつつ、科学的知識や原理を体験。著者と中学生から主婦までの幅広い層の人たちが一緒に工夫や知恵を出し合いながら、著者主宰の「実験工房」で実際に試みた実験の数々。生活に密着した29の対象を選び、実験のための材料・器具もできるだけ身の回りのもので代用して、生活の一部としての実験を演出。実験を行うにあたっての安全への配慮はもちろんのこと、薬品などの購入方法についても付記している。
目次
梱包用緩衝剤をつくる―食品用発泡トレイの有効利用
発ガン物質を吸着する煙草フィルタ―乾燥ヨモギ粉末の吸着力を利用
米ぬかから養毛剤をつくる―米ぬか発酵液で毛根を活性化
オーデコロンをつくる
いろいろな果汁から肌にやさしい天然化粧水をつくる
ブドウからワインをつくる―発酵の体験
納豆づくりに挑戦する
植物性の染毛剤をつくる―クルミを使って自然な風合い
蜜ロウからつくる天然の洗顔用クリーム
杉線香をつくる―天然素材で自然の香り〔ほか〕
著者等紹介
酒井弥[サカイミツル]
昭和11年福井県に生まれる。昭和36年大阪大学理学部大学院修士課程修了。昭和38年大阪大学産業科学研究所勤務。理学博士。昭和41年文部省在外研究員としてカリフォルニア大学留学。昭和45年アルバータ大学主任研究員。昭和49年アルバータ大学石油化学研究所講師。昭和51年花筐酒造株式会社代表取締役。昭和52年酒井理化学研究所主宰(福井、金沢、東京、熊本、ロスアンゼルス、モスクワに研究所)。専門は理論有機化学、合成化学、高分子など
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