内容説明
前著『火のはなし』が出てから10か月、ようやく続編が刊行される運びとなった。もともとこの本は、火についての面白そうな話題を数多く選び出してそれらを2冊に分けて書くことになっていた。また、その内容も各冊の独立性を保つため、いずれも古い火のはなしから現代の火までを含ませ、ただ前著には古い火を、本書には新しい火を多く取り入れるように計画した。
目次
火の用心の呼声
消火器の系譜
窒素酸化物物語
金属ナトリウムこぼればなし
ジェットエンジンという装置
炎と煙の北陸トンネル
小麦粉も爆発する
オリンピックの聖火台
火事の出てくる落語
佃の漁火
火のつく言葉あれこれ
火を使って冷房をする
自然発火のしくみ
静電気で火がつくはなし〔ほか〕