内容説明
酒はまず神に捧げられ、神とともに飲まれていた。また、酒は醫と同源で、つまり薬でもあった。酒は時代とともに重要なものになり、人間の歴史とともに歩んできている。原料は多種多様であり、工程も多様である。これは、酒のルーツは一元ではなく多元的であることを示している。本書では、神話の酒、伝説の酒、伝承の酒、伝播の酒、伝承の蒸留酒、伝播の蒸留酒、伝承の混成酒に区分し、その由来、特徴、変遷を解説した。
目次
1 酒の変遷(文明と酒;世界の酒の変遷)
2 醸造酒(酒神と神話の酒;伝説の酒 ほか)
3 蒸留酒(蒸留酒の起源と蒸留器の変遷;伝来‐伝承型蒸留酒 ほか)
4 混成酒(リキュール;薬酒)
5 僧院寺社と酒(ワインと僧院;ビールと僧院 ほか)
著者等紹介
大塚謙一[オオツカケンイチ]
1924年東京深川生まれ。1945年東京帝国大学農芸化学科卒業。1950年同大学院修了。同年山梨大学工学部助教授。1960年国税庁醸造試験所研究室長。1978年同所長。1980年三楽オーシャン(株)入社(現・メルシャン(株))。2005年同社退社。農学博士。勲三等瑞宝章。シュヴァリエ・タスト・ヴァン。コマンダリー・ド・ボンタン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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