内容説明
超スピードでその姿を変え続ける大都市、東京は、古き良き時代にノスタルジーを感じる人たちにとっては極めて味気ない街であり、一方、新しいものであれば何でも飛びつく人たちには刺激に満ちた魅力のある街といえる。この千変万化する東京の拡大プロセスを産業拠点の立地の変遷を通して研究し、まとめたものが本書である。本研究では、東京一極集中が顕著な仕事と遊びの拠点、言い換えれば生産と消費にまたがる産業拠点の立地の軌跡を追うことに主眼をおいて、東京の拡大プロセスを検証した。
目次
序章 東京一極集中(ビジネス機能の一極集中;遊びの機能の一極集中 ほか)
第1章 企業年輪(新規店頭公開企業の本社立地;産業の隆盛と本社の立地 ほか)
第2章 アーバンリゾート年輪(江戸のアーバンリゾート;近代的アーバンリゾートの出現 ほか)
第3章 ホテル年輪(都心から周辺部へ;ホテル大衆化と都市再開発 ほか)