内容説明
戦後、観光開発をリードしてきたのは、いわゆる大物のオーナー型経営者である。彼らは政治力を駆使して、公共投資によるインフラ整備や巨大イベント開催などに関する情報をいち早く収集し、また土地の確保にあたって有力政治家を動かすなどして大がかりな観光開発を進めた。そうした大物たちの観光開発における足跡を克明に追い、同時に彼らの事業観、開発戦略、開発手法などを徹底的に比較するという新たな角度で、戦後観光開発史を検証したのが本書である。
目次
序章 大物たちの軌跡と時代背景
第1章 堤康次郎と五島慶太
第2章 五島昇と堤義明
第3章 小佐野賢治
第4章 ホテル御三家
終章 バブル経済と観光開発
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