内容説明
米国においては、小規模水道は大規模水道の2倍以上も連邦政府の定める水質基準に適合していない。しかも小規模水道は、その給水サービスを改善するだけの財源的余裕がない。本書は、水質基準に適合できないことのリスクを考察し、給水サービスの改善の方策を検討し、小規模水道の抱える問題を各種浄水処理技術、持続的かつ健全に経営できる組織、運転から管理業務に至る総合的なオペレーターの養成・研修制度、の3つに絞って解決策を提案しており、日本の水道関係者はもとより、一般の人々にも重要な示唆を与える。
目次
1 小規模水道:未解決の課題
2 小規模水道の現状
3 有害汚染物質に係る小規模水道向け浄水処理技術
4 小規模水道向け浄水処理技術評価
5 小規模水道の持続的経営の確保
6 小規模水道オペレーターの研修
感想・レビュー
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