内容説明
「木造」はリカレント性(循環・再生)の面で優れており、将来的にも豊かな可能性を秘めていますが、耐震性を考えた場合、現状は安全性が十分とは言えません。本書では、在来軸組構法の建物を対象として、耐震安全性についての考え方、現状の問題点や解決策について述べるとともに、「仕口ダンパー」による耐震設計・補強法を具体的に提示しました。仕口ダンパー(制震ダンパー)による補強法は「限界耐力計算」や実験に裏づけられたもので、しかも施工が容易で経済的なすぐれた工法です。もちろん多くの実績もあります。本書はこれらのことを、実務者だけでなく一般の方々にも理解していただけるように、できる限り分かり易い言葉で説明してあります。
目次
序章 耐震セーフティネット
第1章 阪神大震災からの出発
第2章 日本の伝統的な構法
第3章 木造住宅の耐震性能と構造規定
第4章 木造住宅と制震ダンパー
第5章 限界耐力計算を用いた木造住宅の耐震設計および耐震診断・耐震改修指針
終章 リカレント建築をめざして
著者等紹介
樫原健一[カタギハラケンイチ]
1973年3月神戸大学大学院工学研究科修士課程建築学専攻修了。同年、(株)鴻池組入社。大阪本店設計部構造設計課長、本社建築本部設計技術部長、エンジニアリング部長を歴任。2006年、(株)鴻池組を退職して同本社技術顧問に就任するとともに、一級建築士事務所・技術士事務所(株)SERBを設立。また、2007年には、有限責任事業組合j.Podエンジニアリングを設立。京都大学知的財産部フェロー、(社)日本建築構造技術者協会関西支部技術委員長、国土交通省「住宅・建築物の地震防災推進会議」委員(2005年度)を務める。一級建築士、建築構造士、技術士
河村廣[カワムラヒロシ]
1967年3月神戸大学大学院工学研究科修士課程建築学専攻修了。同年、川崎重工業(株)入社。その後、(株)山下設計を経て1970年4月、神戸大学工学部助手となり、助教授、教授を経て2005年3月に定年退職、同年4月より名誉教授。1988年9月から10ヶ月、テキサスA&M大学客員研究員、2004年度から2006年度まで東北大学客員教授。工学博士、一級建築士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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