内容説明
市街化が進んだ都市内において、河川を本来の望ましい水辺環境空間に再生していくためには、沿川市街地との一体的な整備への取り組みが必要とされる。この事の重要性については、平成10年当時、河川審議会でも議論され、「河川を活かした都市の再構築の基本的方向」として提言され、議論されている。本書は、その過程で紹介・検討された河川と市街地との一体的整備の各地の事例をとりまとめ編集したものである。また、本事例集では河川とまちの整備概要に加えて、整備にあたっての河川とまちづくり双方の権利関係、費用負担・管理区分などの実務的な事項についても紹介した。
目次
第1章 河川を活かしたまちづくり(都市内における河川の役割;河川整備とまちづくりとの連携;事例地区の特徴 ほか)
第2章 事例集(隅田川/箱崎地区;目黒川/荏原市場跡地地区;堀川/黒川地区・納屋橋地区・白鳥地区 ほか)
第3章 参考資料(河川を活かしたまちづくりのための制度;「河川を活かした都市の再構築の基本的方向」中間報告;「水と緑の環境デザイン」基本政策部会報告)