内容説明
虐待やネグレクトが本当に語りかけるものとは。「アタッチメント」「トラウマ」「子どもを取り巻く社会の構造」の視点から、子どもの権利を中心に据えたウェルビーイングの姿を描きます。
目次
第1章 子ども虐待・ネグレクトについて、今わかっていること・行われていること(ウェルビーイングを形づくるもの―子どもの権利の視点から;子ども虐待とは何か;どのくらいの子どもが影響を受けているのか;子どもの虐待とネグレクトに関わる政策)
第2章 なぜ子ども虐待・ネグレクトに医療者が関わるのか(子ども虐待に関わる要因;アタッチメントと発達;子ども虐待のライフコースへの影響―子ども時代の逆境的体験と保護的体験に関わる研究;医療と子ども虐待・ネグレクト―なぜ医療者が子ども虐待に関わるのか)
第3章 子ども虐待の診断と治療(子ども虐待の診断;虐待を受けた子どもと家族の治療;地域連携と社会的処方)
第4章 トラウマインフォームド・ケア(トラウマインフォームド・ケアとは何か;メディカル・トラウマ)
第5章 医療者にできること(エビデンスに基づいた柔軟な対応:子ども虐待対応の手引き;院内虐待対応チーム(Child Protection Team;CPT)
仲間を増やし、共に学ぶ
地域での保健師の役割
予防とケアのための一歩を踏み出す)
第6章 子どもの声からはじめる(1 子どもアドボカシーと医療;子どもの声を聴く―子どもアドボカシーとは何か;現場の声から)
第7章 「病気の子どもの診断と治療」から「すべての子どもの尊厳とウェルビーイング」の医療へ
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