出版社内容情報
《内容》 EBMについての初歩的な事項が網羅されている.また各事項の説明は,具体例,自験例をあげてEBMをまったく知らなかった医療従事者,基礎医学者,医学生,看護師などEBMの初学者に理解しやすい内容となっており,EBMをどのように有効に利用するかについてわかりやすく記述されている.第1版の翻訳中にみつかった原書の細かい多くのミスについても2版ではクリアされている.EBMを知らなくても,かつ統計学にあまりなじみがなくても十分読みこなせることができる身近なEBM解説書である.10数年前より提唱され,実践されはじめたEBMの動向は時代とともに刻々と変化してきている.2版ではそのような変化も盛り込んで内容はより充実したものとなり,洗練された入門書に変身している.
《目次》
1 いったいなぜ論文を読むのか?
2 文献の検索
3 方針を確認する(この論文は何について書かれているか)
4 方法論の質の評価
5 統計学者でない者のための統計学
6 薬物治験報告論文
7 診断のための検査,スクリーニング検査を報告している論文
8 他の論文を要約した論文(体系的評価と「メタ分析」)
9 何をすべきか述べている論文(ガイドライン)
10 何にコストがかかるかについて述べた論文(経済分析)
11 数量で扱えない論文(定性的研究)
12 証拠に基づく診療結果を実行すること
付録1:証拠の発見,評価,実行のチェックリスト
付録2:日常的に使用するための証拠に基づいた質フィルター
付録3:(主に研究利用のための)最高に感度の高い検索文字列
付録4:医療介入の効果の評価
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- 和書
- 料理人(おやっさん)物語