出版社内容情報
《内容》 医師,看護師,保健師,薬剤師などの医療職の方々はもちろんのこと,今まで痴呆についてくわしく学ぶ機会のなかった福祉の方々にも十分に理解していただけるように,やさしく具体的に解説し,最新の知識ついてもわかりやすく記述しました.
本書の特色は,痴呆性老人の新しい治療戦略を示していることです.一昨年(2003年)末にわが国初のアルツハイマー型痴呆治療薬が発売され,この抗痴呆薬とメンタルケアを併用することにより,さらに有効な対応ができるようになったからです.この点につき詳細に記述いました. 抗痴呆薬による治療では,レビー小体型痴呆患者にコリン賦活薬が有効であることが次第に明らかになってき,本症の患者はわが国においてもアルツハイマー型痴呆に次いで多く,臨床的に捉えることも十分に可能となりました.そこで今回の改訂版では,本症を中心に加筆しました.本症の臨床像をくわしく解説した本はまだ見あたりませんので,痴呆の専門医の方々にも役立つものと考えます.
また,「どうすれば,痴呆症を予防できるか」という切なる声も多く聞くことから,アルツハイマー病の予防についても,新たに章を立て解説しました.
《目次》
1章 痴呆とはどのような状態をいうのか
A.痴呆とは何か
B.痴呆の症状
C.痴呆性老人はどれくらいいるのか
2章 痴呆をどのようにとらえるか
A.普通のお年寄りの物忘れと痴呆性老人の物忘れの違い
B.痴呆を見分ける簡単なテスト
C.診察室での痴呆の診かた
D.最新の画像検査でわかること
E.要介護認定の際の注意点
3章 痴呆をきたす疾患にはどのようなものがあるか
A.アルツハイマー型痴呆
B.レビー小体型痴呆
C.脳血管性痴呆
D.ピック病
E.痴呆と間違われやすい状態
4章 痴呆にどう対応するか
A.痴呆性老人のケア
B.始まった抗痴呆薬による治療
5章 どうすれば痴呆を予防できるか
A.脳血管性痴呆の予防
B.アルツハイマー型痴呆の予防
6章 家族の役割
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