内容説明
国民の生命と健康を守る気のない「厚生省」の犯罪性を問う!「がんの原因はタバコ」「焼き魚の焦げに発がん物質」などと無責任に発表、マスコミを煽って国民を恐怖に陥れ、予断と偏見のもとに「疫学」を悪用するエセ科学者たち。タバコ発がん説と千葉大学腸チフス事件に共通する「疫学」の落とし穴。
目次
第1章 虚構のなかのタバコ発がん説(疫学って何だろう―対照思考なくば、いかなるドグマも成立可能な魔術;悪用される疫学―例外例に目をつむるか、それを強調するペテン;根拠のないタバコ発がん説―クルマの排気ガス公害を隠蔽するために ほか)
第2章 千葉大学腸チフス事件の真実(事件の起きた頃―鈴木充犯行説に至るまで;汚れなき迎合思想―科学者の一面的誇張は真実たりうるか;乱暴すぎる不可知論の採用―二審有罪判決を支えた科学者の証言 ほか)
第3章 疫学にだまされるな(常識の錯覚;対照実験のない研究は新発見ばかり;平均値のごまかし ほか)