内容説明
10年間、破壊的カルトからの救出カウンセリングを実践してきた著者が、なぜ若者たちが信者になるのか、両親や家族は何をなすべきか、について初めて明かす。
目次
1章 破壊的カルトとは何か
2章 なぜ統一教会に入るのか
3章 恐怖
4章 思考停止
5章 二重の自己
6章 統一教会にいるときの心理状態
7章 カウンセリング
8章 リハビリテーション
9章 脱会したあとの心理状態
10章 証言
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リール
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22013/04/01
かめすけ
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安倍晋三殺害事件より明るみに出た、旧統一教会やカルト宗教の問題について知るため読了。オウムの地下鉄サリン事件から約半年後に発刊された本書は、「破壊的カルト」の特徴や「マインドコントロール」の手口、統一教会の教え(原理)、そして脱会のためのカウンセリングの手記や元メンバーの証言から成る。平成9年生まれの私は恥ずかしいことにカルト宗教について無知で生きてきたため、「破壊的カルトとは何か」が非常に参考になった。米心理学者ジンバルドーによれば、破壊的カルトとは①グループの特定の個人を崇拝する、②あるリーダーに→2022/07/22
お茶
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よく研究されている。統一教会になぜ入信してしまうのか、また、なぜ救出が困難なのか、周りの人間はどうしたら良いのかなど、参考になる内容が多かった。信者が周りにいるとき、また、その人を救出しようとするとき、最も大事なことは、その人がなぜ統一教会に入信しようと思ったのかを理解し、さらにその人がもともと抱えている問題について認識することであると思った。2018/08/04
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