内容説明
土圧の大きさは教科書や公表されている指針などに載っている公式を使えば簡単かつ正確に求められるものではありません。我が国では地震、豪雨、凍上時の土圧も重要です。また実測値と計算結果は全く違っています。土圧は擁壁だけではなく、盛土、斜面、基礎、地下構造物、海洋構造物などにも密接な関係があります。土圧を正確に予測する方法を追求したのが本書です。
目次
土圧の謎の種を拾う
クーロン系土圧論の謎
地すべり土中土圧の謎
地すべり防止杭、シャフトに加わる土圧の謎
受働土圧の謎
高盛土斜面内土圧の謎
軟弱地盤の土圧の謎
軟弱地盤における山留工の土圧の謎
地下埋設管の土圧の謎
裏込めにロック材を用いた擁壁の土圧の謎
補強盛土の設計土圧の謎
主働土圧と設計土圧の謎
粘土・粘性土を裏込めとした擁壁の土圧へのクーロン土圧論の適用
著者等紹介
福岡正巳[フクオカマサミ]
工学博士。昭和16年3月東京帝国大学工学部土木工学科卒業。昭和42年6月建設省土木研究所長。昭和45年7月日本道路公団参与。昭和46年6月東京大学教授。昭和52年~平成9年東京理科大学教授。昭和52年~平成4年日本大学教授兼務。昭和51年~昭和53年土質工学会会長。昭和52年~昭和56年国際土質基礎工学会会長。昭和58年~平成10年国際ジオシンセティックス学会理事、日本支部長。昭和62年~現在、ベルギー、科学、文学、芸術アカデミーアソシエートメンバー。昭和63年~現在、国際ジオシンセティックス学会名誉会員。平成8年~現在、(財)土木研究センター名誉会長。平成8年~現在、(株)マネジメントシステム評価センター取締役会長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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