内容説明
現場で起きている事象を生々しくマンガで描く!融資を巡る様々な事件の背景や理由・動機、機体的な手口などが分かる。
目次
プロローグ ほんの出来心でも不祥事や不信になりかねない
1 こんな言動が不正行為につながる!(融資約束―多忙とその場凌ぎが生んだ事件;案件の握り込み―現物の持ち帰りで生じた不適切な事務処理;機密情報の漏洩―対価の受領も犯す倫理観の欠如)
2 こんな行為は優越的地位の濫用になる!(圧力販売―従業員へのセールスを融資先の社長に強制;便宜の強要―立場を利用し果たされた私利私欲;強引な勧誘―グレーな会員獲得活動と証拠隠滅;強引な特別支援―専門家派遣に伴う私的な見返りの受領)
3 こんな状況が犯罪を生む!(カードローンの悪用―高齢者への無理な推進と素預り・不正利用;インサイダー情報の提供―融資獲得のための内部情報の漏洩;補助金の詐取―支店長の理不尽な言動が誘発した犯罪行為;手数料の不正徴求―増長した行員を監視する機能の欠如;決算書の粉飾―ブローカーによる詐欺への加担;架空名義の実行―実績のために手を染めた迂回融資)
著者等紹介
伊藤玲[イトウレイ]
地域金融アナリスト&コンサルタント。1979年の就職氷河期世代生まれ。大卒後、地域金融機関に奉職。営業店でテラー・後方・融資窓口を経験後、事務集中・指導部門で事務フロー改善・店内検査水準向上に従事。不祥事件の発覚後に、当局より発令された銀行法第26条に基づく業務改善命令への行内対策プロジェクトに参画し、様々な不正行為の手口を掘り下げることで摘発手法や効果的な未然防止・抑止策を考案。対策報告義務解除に伴う同プロジェクト解散をもって、退職。独立後、地域・中小金融機関に対する「事務フロー見直し」や「事件・事故対策および再発防止」等に協力。専門誌等に連載多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Takateru Imazu