出版社内容情報
障害年金受給手続きにあたっての準備、請求書類の作成方法をガイド。事例別の請求ポイントなど、イザというときにどうすればよいか…公的年金の一つである障害年金は、あまりにも世間に周知されていません。病気やケガで働けなくなったとき、生活基盤の柱となる障害年金の存在は、障害者にとって命綱となるものです。
本書は障害年金という制度を多くの人に知ってもらうため、さらには、自分も障害年金の受給要件に該当するかもしれない、自分で障害年金を請求してみよう、というきっかけになることを目的に執筆されたものです。
また、老齢年金の相談を受ける金融機関の担当者については、本書により障害年金という制度の理解を深め、多くのお客様にアドバイスすることが、ひいては顧客満足度の高い金融機関として評価につながってきます。
PART1●障害年金ってどういう年金?
Q1 障害年金とはどういう年金ですか?
Q2 障害年金受給のポイントは何ですか?(その1)
Q3 障害年金受給のポイントは何ですか?(その2)
Q4 障害年金受給のポイントは何ですか?(その3)
Q5 障害年金はいくら受け取れるの?
Q6 20歳前に初診日があった場合はどうなるの?
Q7 特別障害者給付金とは何ですか?
Q8 老齢厚生年金障害者特例って何のこと?
Q9 請求手続きにはどんな書類が必要なの?
Q10 診断書は何通必要なの?
Q11 障害年金請求の流れはどうなるの?
Q12 不支給や却下されたらどうしたらいい?
■コラム…人の話を鵜呑みにしない
PART2●手続きの準備やコツを教えて
Q13 年金事務所に行く際に注意することは?
Q14 受診状況等証明書とは何ですか?
Q15 初診日が証明できなくても認められるケースとは?
Q16 請求にはどんな方法があるの?
Q17 医師に診断書を上手に依頼するには?
Q18 診断書はどこをチェックしたらいいの?
Q19 症状固定ってどういうこと?
Q20 再発した場合はどうなるの?
Q21 病歴・就労状況等申立書を上手に書くには?
Q22 傷病手当金と障害年金の調整ってどういうこと?
Q23 業務上で障害を負ったときはどうなるの?
■コラム…医師任せの診断書では受給は難しい?
PART3●障害ごとの受給基準を教えて
Q24 眼に関することで受け取れますか?
Q25 耳に関することで受け取れますか?
Q26 鼻に関することで受け取れますか?
Q27 平衡機能に関することで受け取れますか?
Q28 そしゃくに関することで受け取れますか?
Q29 言葉に関することで受け取れますか?
Q30 腕や指に関することで受け取れますか?
Q31 足に関することで受け取れますか?
Q32 体幹や脊柱に関することで受け取れますか?
Q33 その他の体に関することで受け取れますか?
Q34 心に関することで受け取れますか?
Q35 神経に関することで受け取れますか?
Q36 肺に関することで受け取れますか?
Q37 心臓に関することで受け取れますか?
Q38 腎臓に関することで受け取れますか?
Q39 肝臓に関することで受け取れますか?
Q40 血液に関することで受け取れますか?
Q41 糖尿病に関することで受け取れますか?
Q42 がんに関することで受け取れますか?
Q43 高血圧に関することで受け取れますか?
Q44 その他の疾患で受け取れますか?
■コラム…障害年金の受給はあきらめないこと
PART4●受給後に必要なことは?
Q45 障害年金受給後に必要なことは?
Q46 更新の手続きや支給停止になったら?
Q47 病状が悪化した場合はどうしたらいい?
Q48 障害が2つになったらどうしたらいい?
■コラム…ひと声かけてくれたなら…
PART5●事例で学ぶ請求のポイント
事例1 両親のみの受診と初診日の特定
事例2 旧法の支給要件と「平成6年特例」
事例3 診断書依頼時における初診日の特定
事例4 先天性疾患と認定日請求、事後重症請求
事例5 後遺症としての障害と認定日請求
事例6 服薬による症状軽減と障害の程度
事例7 ずさんな請求書類の提出による不支給
事例8 後遺症と区別される疾病による請求
事例9 手術との相当因果関係と初診日
事例10 相当因果関係のある複数の疾病の審査請求
■付 録…やさしい用語解説
■巻末資料…年金請求書/受診状況等証明書が添付できない申立書/初診日に関する第三者からの申立書/診断書(8種類)
白石 美佐子[シライシ ミサコ]
中西 弘[ナカニシ ヒロシ]
内容説明
がんや糖尿病、うつ病やケガでも受給できる。受給の基準や請求書類もきっちりフォロー!請求手続きを正しく理解することが、早期の受給につながります。
目次
1 障害年金ってどういう年金?(障害年金とはどういう年金ですか?;障害年金受給のポイントは何ですか? ほか)
2 手続きの準備やコツを教えて(年金事務所に行く際に注意することは?;受診状況等証明書とは何ですか? ほか)
3 障害ごとの受給基準を教えて(眼に関することで受け取れますか?;耳に関することで受け取れますか? ほか)
4 受給後に必要なことは?(障害年金受給後に必要なことは?;更新の手続きや支給停止になったら? ほか)
5 事例で学ぶ請求のポイント(両親のみの受診と初診日の特定;旧法の支給要件と「平成6年特例」 ほか)
付録 やさしい用語解説
巻末資料
著者等紹介
白石美佐子[シライシミサコ]
社会保険労務士。伊予銀行、社会保険事務所、総務省年金記録第三者委員会の経験を活かし障害年金を専門とする。セミナー講師、大手企業等の教育セミナー講師としても活躍。全国から障害年金の相談を受け、請求手続きを行うなかで、障害年金制度について疑問を持ち、制度改革などに取り組む等の活動を行っている
中西弘[ナカニシヒロシ]
社会保険労務士、1級ファイナンシャル・プランニング技能士。1977年、名古屋銀行入行。営業店支店長や本部センター長等を経て、名古屋銀行早期退職、中西年金社会保険労務士事務所開業。障害年金に特化した業務展開を行っている。その他、地元市役所の行政改革推進委員会委員等の公職を歴任、現在、名古屋家庭裁判所家事調停委員も務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。