目次
第1章 高齢化するひきこもりのためのサバイバルプランとは?
第2章 サバイバルプランは現状認識から始まる
第3章 ひきこもりの子が生きのびていくための具体的対策
第4章 ひきこもりの子に一生住める家を確保する
第5章 相談事例でみるサバイバルプランのポイント
第6章 “Q&A”サバイバルプランのこんなときはどうする?
巻末対談 斎藤環・精神科医VS畠中雅子・ファイナンシャルプランナー
著者等紹介
畠中雅子[ハタナカマサコ]
1963年東京都港区生まれ。大学時代からフリーライター活動をはじめ、マネーライターを経て、ファイナンシャルプランナーになる。長女出産後に大学院に進学し、修士課程では生命保険会社の会計システムの研究をおこない、博士後期課程では金融制度改革の研究をおこなう。大学院は2000年に満期退学。現在は新聞・雑誌・ウエブ上に多数の連載を持つほか、セミナー講師、講演、相談業務などをおこなう。教育資金のアドバイスをおこなう「子どもにかけるお金を考える」会と、高齢者施設への住み替え資金アドバイスをおこなう「高齢期のお金を考える会」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひろか
4
内閣府の作成した「ひきこもり支援者読本」の、斎藤環氏とFPの畠中氏の部分をまとめたもの。1/3は斎藤氏のひきこもり支援論で、内容自体は他の著書でも読めるものだが、非常にシンプルにまとまっていてわかりやすい。後半の畠中氏の内容は、「働けない状況が続くということを想定した」ライフプランについて、例も交えて具体的に勉強になる。細かな部分は、FPの勉強をしないとわからない部分はあるだろうが、実際の支援の中でも、FPにつなぐようにケースも今後の想定していかなければならない。2012/06/13
ゆう@公認心理師
2
子供が一生住める家と2000万円~3000万円の貯蓄がればサバイバルプランは立てられる。 貯蓄が2000万円以下であっても持ち家があって売却しても構わなければプランが成り立つケースもある。2019/06/09
しらたま
1
覚悟を決めれば、策はありそうです。覚悟を決めるまでが難しそう。2013/08/17
Kじゅう
0
具体的な内容。2016/03/19
りんご
0
基本的にひきこもり状態から脱することはほぼない、という厳しい現状認識からのライフプラン。この「覚悟を決める」というところがポイントなのだろうなー。ただ、本書の例の中でも出てくる、きょうだい児たちに遺留分を主張されないように生命保険を利用だったり、「申し訳ないが、遠慮してくれ」と遺書に盛り込む、などちょっとやりきれない感じはあった。家族の病理なのだけれど、割りを食うよね。2017/08/02