内容説明
なぜ彼らはあんなにももろく、傷つきやすいのか?―自分中心で相手の立場に立って考えられない若者たち。落ち込みやすく、自信の持てない場からはすぐに逃げ出す若者たち。一見、彼らは甘えているだけのようにも見えます。でも、そう言って切り捨ててしまっては、将来を見失う若者は後を絶たなくなるでしょう。この本には、若者との数多くのカウンセリング事例から見えてきた、彼たち、彼女たちとしっかり向き合うためのヒントが散りばめられています。
目次
第1章 カウンセリングルームを訪れる若者たち―何に悩み、何に苦しんでいるのか(心身に不調が…;人間関係がうまくいかない ほか)
第2章 浮がび上がる若者たちの傾向―20代、30代の未熟な横顔(わからないことが聞けない、相談できない;失敗がこわい ほか)
第3章 家庭環境から見えてくること―何が彼らの“未熟さ”を生んだのか(心の距離の遠い家族;干渉しすぎる家族 ほか)
第4章 若者の「うつ病」―どんな病型が職場で増えているか(職場結合性うつ病;逃避型抑うつ ほか)
第5章 職場で求められること―自信をなくした若者たちのために(話を聴く;言葉を選ぶ ほか)
著者等紹介
奥田良子[オクダリョウコ]
臨床心理士。中央大学文学部卒業。田中教育研究所、武蔵野市教育相談室、新大塚クリニック、成城墨岡クリニックを経て、現在、大学学生相談室、日本生産性本部メンタルヘルス研究所に勤務。浜田山臨床心理室「コトノハ」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひだり
肇
どうととり