内容説明
本書は、著者の茨城県の金融史に関する3冊目の著書である。「常陽山」の故郷への旅がブーメランのように再び水戸へ戻ってきたり、日本長期信用銀行(現新生銀行)の初代頭取が、昭和金融恐慌の際に重要な役割を演じた人であったり、また、川崎銀行の最初の本店の場所を探しているうちに「ポケモンセンタートウキョー」へ辿りつくなど、現在と過去の接点には、著者の漠然とした推測を越える意外なストーリーが待ち受けていた。
目次
第1章 常陽山の四股名について
第2章 昭和金融恐慌の教訓
第3章 川崎銀行と第百銀行の本店
第4章 茨城県の金融史について
第5章 角田家と山八銀行
第6章 小さな謎
第7章 いばらき時評
著者等紹介
金沢忠夫[カナザワタダオ]
1937年6月24日生まれ。仙台市出身。1960年3月東北大学経済学部卒業、同年常陽銀行入行。堀留支店長・法人第二部長・支店第一部長・営業統括部長・取締役国際部長を経て、1991年6月常務取締役。1997年6月専務取締役。1998年6月監査役・(財)常陽芸文センター理事長。著書に「茨城県における銀行合併の特色」、「茨城県の金融史とその周辺」(ともに近代セールス社)
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