出版社内容情報
コンピュテーショナル・シンキングを様々な観点から解説!
計算論的思考(computational thinking)は、日本では「プログラミング的思考」と誤訳され、その重要性が十分に認識されていない。
本書では、公立はこだて未来大学で開催された「計算論的思考コロキウム」をもとに、その正確な意味を伝えるべく執筆した。
計算論的思考にはプログラミングも一部に含まれるものの、その多くはOS(オペレーティングシステム)の仕組みに端を発しており、日常生活や社会制度をオペレートする上でとても役立つ。
世界を別の角度から見渡すこの考え方を、ともに楽しんでいただきたい。
目次
1章 計算論的思考がわかると何がうれしいかっていうと
2章 計算論的思考という新しい考え方
3章 分野を超えた計算論的思考の教育
4章 計算論的思考の実践
5章 メタ
6章 生活と計算論的思考
付録 Computational Thinking計算論的思考
著者等紹介
中島秀之[ナカシマヒデユキ]
札幌市立大学学長。2004年4月~2016年3月まで、公立はこだて未来大学学長。1983年東京大学大学院工学系研究科情報工学専門課程修了。工学博士。電子技術総合研究所に入所後、産業技術総合研究所サイバーアシスト研究センター長などを歴任。未来大学長を退任後、東京大学先端人工知能学教育寄付講座特任教授を経て、2018年4月より現職。専門は人工知能、デザイン学、サービス学
平田圭二[ヒラタケイジ]
公立はこだて未来大学システム情報科学部複雑系知能学科教授。1987年東京大学大学院工学系研究科情報工学専門課程修了。工学博士。同年、日本電信電話株式会社(現NTT)基礎研究所入所。1990~93年(財)新世代コンピュータ技術開発機構(ICOT)に出向。2011年より現職。専門は人工知能、音楽情報科学
南部美砂子[ナンブミサコ]
公立はこだて未来大学システム情報科学部情報アーキテクチャ学科准教授。2001年筑波大学大学院博士課程心理学研究科心理学専攻修了。博士(心理学)。法政大学社会学部兼任講師等を経て、2005年公立はこだて未来大学講師、2009年より現職。専門は認知心理学
ヴァランス,マイケル[ヴァランス,マイケル] [Vallance,Michael]
公立はこだて未来大学システム情報科学部情報アーキテクチャ学科教授。2006年英国ダラム大学で教育学博士を取得。シンガポール国立教育研究所(南洋理工大学)講師等を経て、2006年より現職。専門は教育工学
片桐恭弘[カタギリヤスヒロ]
公立はこだて未来大学学長。1981年東京大学大学院工学系研究科情報工学専攻博士課程修了。工学博士。NTT基礎研究所、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)等を経て、2005年より公立はこだて未来大学教授、2012年副学長、2016年から現職。専門は認知科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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