内容説明
1800年代初頭、ジョン・ダルトンが初めて原子のイメージを示した。それからほぼ100年後、ニュージーランドの若者アーネスト・ラザフォードによって、科学史上最も重要な実験が行われた。彼は原子の大半は何もない空間であることを示し、それまで200年にわたって積み上げられてきた古典物理学を根本から覆したのだ。原子に関わる大きな発見は、私たちが現実について知っていると思っていることを、必然的に覆すことになる。現在でも、原子の奥深くを探れば、その答えと同じくらい多くの疑問がわき出てくるのだ。
目次
第1章 粒子のエネルギー
第2章 空っぽの原子
第3章 間違いでさえない
第4章 おはじきで遊んでいるようなもの
第5章 爆発半径
第6章 無限を繰り込む
第7章 マーク大将のためにクォークを三唱
第8章 アイレム
第9章 新たなフロンティア
著者等紹介
ビゾニー,ピアーズ[ビゾニー,ピアーズ][Bizony,Piers]
科学ジャーナリストであり、宇宙史研究家である。『フォーカス』、『ワイアード』などの雑誌や、BBCの『スカイ・アット・ナイト』誌に寄稿している
渡会圭子[ワタライケイコ]
上智大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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