出版社内容情報
【群 環 体から低次数のガロア群まで 初心者が独力で学習するための至極の講義録】
「ガロア理論」とは狭義の意味で、方程式が代数的に解けるための必要十分条件は、その方程式に対応するガロア群が可解群である、ということの証明になります。本書でもこの証明を行うことを目的とし、必要となる定理や命題を丁寧に解説。論理を進めるときになぜそうなるか、なぜその結果が得られるかの根拠が明確になるように,何度も原因となる定理や命題、事実を引用しています。問と各章の練習問題の解答を通して証明やその方法を学ぶことで、ガロア理論が深く理解できるように構成された必携の書。
目次
第1章 群環体
第2章 有理整数環・多項式環
第3章 環とイデアル
第4章 体上の多項式環
第5章 既約多項式
第6章 古典的公式
第7章 ガロア群
第8章 ベキ根拡大
第9章 可解群ならばベキ根により可解
第10章 ガロアの基本定理の応用
第11章 低次数(4次式まで)のガロア群
付録A 本書に用いられた群論
付録B 問題の略解
著者等紹介
新妻弘[ニイツマヒロシ]
東京理科大学名誉教授、理学博士。1970年東京理科大学大学院理学研究科数学専攻修了。1994年東京理科大学理学部数学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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