目次
序章 深層学習に必要なデータの準備(化学データに対する機械学習;有機化合物データ ほか)
第1章 有機化合物に対する予測モデル(マルチタスク学習を利用したポリマーの物性予測;物理情報付きニューラルネットワークの転移学習を利用したポリマーの物性予測 ほか)
第2章 無機材料に対する予測モデル(結晶性材料の合成可能性の予測;材料の局所構造の安定性予測と新規材料の予想 ほか)
第3章 生成モデルを活用した材料・医薬品の設計(フラグメント構造生成器を利用したリードジェネレーション;半教師あり学習を利用した分子構造生成 ほか)
著者等紹介
船津公人[フナツキミト]
1978年九州大学理学部化学科卒。2022年奈良先端科学技術大学院大学データ駆動型サイエンス創造センター長、特任教授。学位は有機反応機構研究で取得。専門分野はケモインフォマティクス。1984年からケモインフォマティクスの分野に身を投じている。ケモインフォマティクス利用による分子・薬物設計、材料設計(プロセス条件も含む)、構造解析、合成経路設計、化学プラントなどを対象とした監視と制御のためのソフトセンサー開発に取り組む。日本科学技術情報センター丹羽賞・学術賞(1988年)、日本コンピュータ化学会学会賞(2003年)、2019年8月アメリカ化学会より、当該分野のノーベル賞とされるHerman Skolnik賞を受賞。2021年3月日本化学会学術賞「データ駆動型化学の開拓」を受賞
井上貴央[イノウエタカヒロ]
2017年京都大学工学部情報学科卒業。2022年4月株式会社Elixリサーチエンジニア(現職)。学部時代は離散数理を専門とする研究室に所属し、分子グラフの数え上げアルゴリズムに関する研究に従事。修士課程から分野をケモインフォマティクスに移し、小規模化学データを利用した分子グラフ構造生成に関する研究に従事。現在は、株式会社ElixでAI創薬に携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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