統計スポットライト・シリーズ<br> 個体群生態学と行列モデル―統計学がつなぐ野外調査と数理の世界

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統計スポットライト・シリーズ
個体群生態学と行列モデル―統計学がつなぐ野外調査と数理の世界

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  • サイズ A5判/ページ数 141p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784764906525
  • NDC分類 417
  • Cコード C3341

出版社内容情報

【線形代数で、希少動物の生存可否を見極める!】

 統計スポットライト・シリーズ第5巻となる本書は、個体群(ある同種の動物もしくは植物の集団)の生息数の推移を「個体群行列モデル」で予測する方法を解説する。このモデルにより、野外調査で得られる個体数データから希少動物の生存の可否などが予測可能になる。
 このモデルで使う数学は線形代数の基礎に限られ、その都度丁寧に説明するため数学が苦手な読者でも挫折しにくい。また、現実的な個体数推移を保証するために仮定する、生態学を基にした統計推論についても適宜解説する。統計ソフトRによる計算結果も一部掲載。

内容説明

ある鳥類Aの成鳥のメスは、春に平均3個の卵を産む。孵化したヒナはだいたい3年かけて成鳥となり4年目から繁殖を始める。成鳥に至るまでの3年間は毎年60%の死亡率で減っていく。一方、4年目に成鳥になると以降の死亡率は5%に低下し、寿命が尽きるまで数十年間、毎年繁殖を続ける。鳥類Bの成鳥のメスは、春に平均6個の卵を産む。孵化したヒナが成鳥となり繁殖を始めるまでだいたい5年かかる。その間の死亡率は25%だが、6年目に成鳥になると以降の死亡率は75%へ上昇し、数回の繁殖をして天寿を全うする。さて、鳥類AとBを比べると、どちらがより早く増殖あるいは絶滅に向かうのだろうか?鳥類Aを増殖させるには、生まれたヒナや幼鳥の生残率を高めるのと、繁殖している成鳥の生残率を高めるのと、どちらが有効だろう?鳥類Bではどうか?本書では、このような疑問に答えるための最も基本的な統計数理の手法を解説する。(「序」より)

目次

1 シミュレーションで数式を用いる恩恵を知る
2 生物集団の野外調査データと生活史の図式化
3 個体群行列と3つの基本統計量
4 行列要素の推定法1―統計モデルと最尤法
5 環境条件の効果を見る1―感度分析の基礎
6 行列要素の推定法2―ベイズ統計とランダムなサンプル
7 環境条件の効果を見る2―感度分析の発展(生命表反応解析(LTRE解析))

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shin_ash

2
農業関連の時系列データと言うかコホートデータをどう評価したものか?と思っていたところ、ヒントになりそうなので読んでみた。生態学と農業/農学は近い様で遠いのかあまりこう言う評価は聞かない。しかし個体群の動態を上手く評価できるフレームワークに思える。動物のイメージがあるが多年草の例があり、例はないが土地利用の変遷なども評価できる様だ。個体群行列を問題に合わせて上手く作ることが要求されるが、応用範囲はかなり広いと思う。個体群行列の構成次第では解釈に悩む可能性もあるがそこは場数を踏めばなんとかなるような気がする。2023/12/05

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