出版社内容情報
統計モデリングのテクニックを理解する!
ISMシリーズ:進化する統計数理の第8巻。本書は統計モデルの発想、練り上げ、検証、改良にかかわる「統計モデリング」の過程について読者が理解し、扱えるようになることを目的としている。第1章では基礎論としてデータの関係を統計モデルの形で記述する方法を解説し、第2章から4章までは時系列解析(過去と将来のデータの因果関係)、空間統計学(測定した位置とそれ以外の位置との関係性)、医療統計(診断における統計的検定の使い方)の分野における統計モデリングの具体例を詳述する。
目次
1 統計モデリング(データ;統計学の流儀 ほか)
2 時系列モデリング(時系列モデリングによる周波数解析;時系列間の関係性と因果性)
3 空間配置の統計とその周辺(空間配置の予備的解析;粒子間の誘引・反発相互作用と空間配置 ほか)
4 医学データの解析(医学における統計学とは;平均値の比較 ほか)
著者等紹介
石黒真木夫[イシグロマキオ]
1946年埼玉県生まれ。1969年東京大学教養学部基礎科学科卒業。1974年東京大学大学院理学系研究科相関理化学専門課程単位取得退学。統計数理研究所第5研究部研究員。統計数理研究所で時系列解析、情報量規準、ベイズ統計学を研究。2010年統計数理研究所教授として定年退職。現在、統計数理研究所名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授
三分一史和[ミワケイチフミカズ]
2001年総合研究大学院大学博士後期課程修了、博士(学術)。東京都精神医学総合研究所睡眠障害研究部門(日本学術振興会特別研究員)。2002年理化学研究所脳科学総合研究センター研究員。2005年千葉大学工学部助手。2007年千葉大学大学院助教。2009年統計数理研究所准教授。時空間解析、動的因果性モデリング、ニューロインフォマティクス等の研究に従事
種村正美[タネムラマサハル]
1974年京都大学大学院理学研究科博士課程満期退学。統計数理研究所第二研究部研究員。1977年理学博士(京都大学)。1992年統計数理研究所調査実験解析研究系教授。総合研究大学院大学数物科学研究科教授。2010年統計数理研究所定年退職。現在、統計数理研究所名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。主な研究分野:空間統計、確率幾何学
清水悟[シミズサトル]
1980年東京学芸大学大学院修士課程修了。東京女子医科大学医学部衛生学教室。1995年統計数理研究所共同研究員。2011年東京女子医科大学総合研究所研究部。2018年東京女子医科大学医学部医学教育学非常勤講師。現在、統計数理研究所共同研究員、東京女子医科大学と東京女子大学の非常勤講師を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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