出版社内容情報
方向や角度に着目した統計学の専門書.角度データの取扱いから,球面,トーラス,シリンダー,ディスクなど各種座標上のデータが扱え
内容説明
本書は、角度データの取扱いの説明から始めて、幾何学の用語を用いることにより、円周の拡張になっている球面、トーラス(円環面)、シリンダー(円筒)、ディスク(円板、円盤)の上のデータの扱いへと進む。幾何学の用語を用いはするが、これらはいずれも統計学を展開するときに重要なデータとしての実体を持っている。統計学の理論としてはデータの構造に着目をするわけである。
目次
1 角度データの特徴
2 角度データのまとめ方
3 円周上の確率分布の諸概念
4 円周上の確率分布モデル
5 方向データの推測:知識発見のための手法
6 球面上の確率分布モデル
7 トーラス上の確率分布モデル
8 シリンダー上の確率分布モデル
9 角度変数を含むさまざまな回帰モデル
10 ディスク上の確率分布モデル
著者等紹介
清水邦夫[シミズクニオ]
1967年3月埼玉県立大宮高等学校卒業。1972年3月東京理科大学理学部応用数学科卒業。1974年3月東京理科大学大学院理学研究科数学専攻修士課程修了。1976年9月東京理科大学大学院理学研究科数学専攻博士課程中途退学。10月東京理科大学理工学部(情報科学科)助手(1976.10~1985.3)、講師(1985.4~1989.3)、助教授(1989.4~1992.3)。1983年12月理学博士(九州大学)取得。1985年4月National Center for Atmospheric Research(NCAR)Visiting Researcher(1985.4~1986.3)。1992年4月東京理科大学理学部(応用数学科)助教授(1992.3~1997.3)、教授(1997.4~1998.3)。1998年4月慶應義塾大学理工学部(数理科学科)教授(1998.4~2014.3)。2014年4月統計数理研究所統計思考院特命教授、慶應義塾大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- 衛星設計入門