出版社内容情報
NTTソフトウェアイノベーションセンタの実践例
要求分析は、開発者にとって常に頭の痛い課題である。分析の良し悪しがシステム開発の成功に大きく関係し、一方では分析対象であるユーザからの要求は曖昧性が高く、整合性がとれていないのが一般的である。
本書はこの頭の痛い課題を、NTTソフトウェアイノベーションセンタで実際に教育用に活用されていた教材をもとに、スマートメータ設置手配業務の事例で学んでいく。
また、多くの国内企業が活用している要求工学知識体系REROKをベースとしているので、本書で得た知識は汎用的に活用することができる。要求分析に悩んでいる技術者、これから実際に要求分析を学ぼうとしている技術者、学生には最適の書である。
目次
第1部 要求分析の基礎(REBOK入門;要求分析の概要)
第2部 要求分析の実践(要求分析の対象業務とアクティビティ;要求の分類;要求の構造化;要求の割当て;要求の優先順位付け;要求交渉)
付録
著者等紹介
青山幹雄[アオヤマミキオ]
南山大学理工学部ソフトウェア工学科教授。1980年から1995年まで富士通株式会社で大規模分散処理システムの開発に従事。2001年から現職。(一社)情報サービス産業協会要求工学委員会委員長。要求工学、ソフトウェアアーキテクチャなどの研究と教育に従事。博士(工学)
飯村結香子[イイムラユカコ]
NTTソフトウェアイノベーションセンタ研究員。2001年、日本電信電話株式会社入社。知識の再利用や利用者の嗜好分析の研究開発に従事。2012年より、NTTソフトウェアイノベーションセンタにて、要求工学を中心にソフトウェア開発技術の上流工程の改善技術、手法の検討に取り組んでいる
斎藤忍[サイトウシノブ]
NTTデータ技術革新統括本部技術開発本部ソフトウェア工学推進センタ課長。2001年、株式会社NTTデータ入社。上流プロセスに関する研究開発・技術支援に従事。要求工学を専門として業界団体の委員、論文・記事執筆も多数。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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