内容説明
アルゴリズムやコンピュータサイエンス的な側面から折りと展開の幾何を総括的に扱い、数百もの結果と６０以上の「未解決問題」を紹介。
目次
第１部 リンケージ（問題の分類と例；上界と下界；平面のリンケージのメカニズム；剛性の基礎；チェーンの再配置；チェーンの絡み；チェーン相互の絡み；関節に制約のある動き；タンパク質の折り）
第２部 折り紙（折り紙の基礎；単純な展開図；一般の展開図；地図折り問題；輪郭とギフトたっぴんぐ；木構造法；一刀切り問題；多面体の折りたたみ；幾何的な構成可能性；剛性をもつ折り紙と曲線折り）
第３部 多面体（多面体の辺展開；多面体の再構成；最短経路と測地線；多角形かた折る多面体；高次元）
著者等紹介
ドメイン，エリック・Ｄ．［ドメイン，エリックＤ．］［Ｄｅｍａｉｎｅ，Ｅｒｉｋ Ｄ．］
２００１年よりマサチューセッツ工科大学、電気工学・コンピュータサイエンス学科のエスターおよびハロルド・Ｅ・エジャートン教授を勤めている。マッカーサー・フェロー、スローン・フェロー、ハロルド・Ｅ・エジャートン部局賞、卓越した教育に対するルースおよびジョエル・スピラ賞、ＮＳＥＲＣ博士論文賞をはじめとする多くの賞を受賞している。１５０人以上の共著者と１５０本以上の論文を書き、レクリエーション数学者として絶大な影響力を持つマーチン・ガードナーを讃える本『数楽者に捧ぐ』の編集も手がけている
オルーク，ジョセフ［オルーク，ジョセフ］［Ｏ’Ｒｏｕｒｋｅ，Ｊｏｓｅｐｈ］
スミス大学で計算機科学のオリン教授と計算機科学科の基金理事を勤めている。若手研究者への学長賞、グッゲンハイム・フェロー、卓越した教育者に対するＮＳＦ理事賞をはじめとする助成金や賞を獲得している。専門とする研究分野は計算幾何学であり、研究書や教科書を執筆し、そして『離散計算幾何学ハンドブック（Ｈａｎｄｂｏｏｋ ｏｆ Ｄｉｓｃｒｅｔｅ ａｎｄ Ｃｏｍｐｕｔａｔｉｏｎａｌ Ｇｅｏｍｅｔｒｙ）』の編集も手がけている
上原隆平［ウエハラリュウヘイ］
昭和４０年９月７日生れ。１９９１年電気通信大学大学院電気通信学研究科博士前期課程情報工学専攻修了。１９９８年博士（理学）を電気通信大学にて取得（論文博士）。１９９１年株式会社キヤノン情報システム研究所研究員。１９９３年東京女子大学情報処理センター助手。１９９８年駒澤大学文学部自然科学教室講師。２００１年駒澤大学文学部自然科学教室助教授。２００４年北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科助教授。２００７年北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科准教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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jiroukaja
