内容説明
最近のコンピュータは、インターネットにより全世界に接続され、あらゆる情報を瞬時に全世界に伝えることが可能になった。このためIT革命の時代などとも呼ばれている。コンピュータによる情報技術に関しては15世紀におけるグーテンベルクによる活字印刷機の発明や19世紀の無線技術や電話の発明に匹敵する社会的インパクトであると考えられている。本書は、このような状況の中で、コンピュータの動作原理とも呼ばれる「コンピュータアーキテクチャ」をできるだけ多くの人々に理解してもらうことを目的に執筆されたものである。コンピュータアーキテクチャコースを受講している大学の学部生、大学院生、さらには高専生や一般社会人も対象読者とし、基本的には、コンピュータアーキテクチャの教科書あるいは、他の講座(OSやコンピュータネットワークなど)におけるコンピュータアーキテクチャを理解するためのサブテキストとして使用されることを想定した内容になっている。
目次
第1章 コンピュータアーキテクチャとは
第2章 情報の表現
第3章 命令の仕様(コンピュータが理解する言葉の仕様)
第4章 入出力制御
第5章 インターネットアーキテクチャ
第6章 今後のコンピュータシステム
著者等紹介
河辺峻[カワベシュン]
1946年北海道生まれ。1969年東京大学工学部卒業。1971年東京大学大学院工学研究科修士課程修了。(株)日立製作所中央研究所などの勤務を経て、現在、明星大学情報学部教授、中央大学理工学部情報工学科兼任講師。工学博士
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