内容説明
映画館の映写技術者として十五年あまり勤めてきた著者が、ピンボケをはじめとして、映画を見ているお客さんが映写について不思議に思うこと、納得のいかないことなどを、自らの豊富な体験やエピソードを織りまぜながら、わかりやすく解説してくれます。これを読めば、映画館での実際の映画上映の裏側が、あなたも手にとるようにわかります。
目次
第1章 開映準備
第2章 開映
第3章 上映中
第4章 休憩時間
第5章 映写事故発生
第6章 終映後のあとかたづけ
著者等紹介
荒島晃宏[アラシマアキヒロ]
1963年、愛知県蒲郡市生まれ。多摩芸術学園映画科卒業。映画のポスト・プロダクションをはじめさまざまな職業を経て、1988年脚本家・鳥海尽三氏に師事。以後、テレビ・アニメの脚本を中心に、企画、構成など文芸一般を手がける。1994年に日本映画の発掘上映で有名だった名画座・大井武蔵野館(1999年1月閉館)に入社。以後、映写技術者との二足のわらじに。現在、浅草新劇会館営業主任。日本シナリオ作家協会及び日本脚本家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mikublue
2
長男に借りて一気読み。これは面白かった。今年読んだ本の中で一番かも(笑)映画館で見る映画の、まさしく見方が変わりそう。特に名画座。切れること無くボケること無く音声が途切れること無く映写されてるのは、中の人、技師さんたちのおかげなんですね。これからは映画館で働く人たちに敬意をはらい、感謝して映画を楽しみます。映写トラブルがあったらラッキーと思うようにします。上映の裏舞台を知りたい方には超オススメです。★★★★★2015/11/15
Gen Kato
0
再読。以前、映写技師さんの資料として購入。読みふけってしまった。読み返しても印象は変わらず。映画館への愛にあふれた良著です。2014/08/15
あみん
0
面白かった!自分が思っていた以上に、フィルムが編集時に切られてなくなっていることにびっくり。2011年に本が書かれてまだ数年だけど本書の予想とは違い上映はもうほとんどがDLPになってしまいましたね2014/02/21
ワシズ
0
映写技師、かっこいい。2013/12/04
uchi93
0
シネコンでなく、名画座を知っている世代としては面白く感じる。今のデジタル映像・音声でなく、まさにアナログの世界。2013/02/22




