内容説明
映画やテレビの数々の名作を世に送り出してきたベテラン脚本家・石森史郎。その彼が幼少時から少年・青年時代に観て影響を受け、映画業界に入るきっかけともなり、脚本家としての作劇術を学んだ世界の名画についてのオマージュを綴ります。2巻目は『荒野の決闘』や『カサブランカ』『哀愁』といった1940年代の作品群についてです。
目次
これがデモクラシーか!天才少女のソプラノの自由を謳歌する歌声!―アメリカ映画『春の序曲』(1943年)
ハートウォーミングという言葉の意味を、御存知ですか?―アメリカ映画『我が道を往く』(1944年)
西部劇にMy Darling Clementineとつける粋さ!―アメリカ映画『荒野の決闘』(1946年)
進駐軍放送で初めて聴いた「ラプソディ・イン・ブルー」―アメリカ映画『アメリカ交響楽』(1945年)
君の瞳に乾杯!…ハードボイルドなボギーのキザな台詞に乾杯!―アメリカ映画『カサブランカ』(1942年)
可愛子ちゃんが殺される…筈がないのに、怖かった心理スリラー―アメリカ映画『疑惑の影』(1942年)
激闘!米ソ・カラー映画の対決!…ソ連最初のカラー映画―ソヴィエト映画『シベリヤ物語』(1947年)
アメリカ映画初のカラー映画は、なんと…字幕なしの封切―アメリカ映画『ステート・フェア』(1945年)
メロドラマの創り方のお手本、大人の涙のお伽噺―アメリカ映画『哀愁』(1940年)
著者等紹介
石森史郎[イシモリフミオ]
1931年、北海道生まれ。日本大学藝術学部映画学科卒業。在学中に執筆した「晩鐘」がシナリオ作家協会新人シナリオコンクールに入賞。テレビ「ママちょっと来て」で脚本家デビュー。映画は日活から「噂の風来坊」でスタート。数々の賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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