内容説明
映画解説者として全国のファンに愛されたサヨナラ先生は、試写やテレビ、講演、「友の会」主宰など映画三昧の日々。その多忙な毎日を綴ったこのシネマ日誌には、映画だけにとどまらず人への愛があふれています。また鋭い映画寸評は映画ファンにとって大いに役だつことでしょう。
目次
“美”に酔える映画人間になれて幸せ
1969年(昭和44年)
来日スタアに逢うのは嬉しいようでこわい
1970年(昭和45年)
アメリカの1930年代へのノスタルジア
1971年(昭和46年)
キャメラ前の解説は電気椅子に座った気分
1972年(昭和47年)
街を愛しミュージカルを愛するニューヨーカー
1973年(昭和48年)
淀川先生と呼ぶ理由
著者等紹介
淀川長治[ヨドガワナガハル]
明治42年(1909年)神戸市に生まれる。兵庫県立第三神戸中学校(旧制)を卒業。編集者、映画配給会社宣伝部を経て戦後の昭和23年(1948年)から「映画の友」編集長に。昭和35年(1960年)からアメリカTVシリーズ「ララミー牧場」の解説をつとめ、昭和41年(1966年)からテレビ朝日(当時NET)「日曜洋画劇場」の解説をスタートさせ、日本中の人気者に。また「友の会」を主宰して映画の普及に力を注いだ。昭和59年(1984年)に勲四等瑞宝章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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