内容説明
中華の鉄人、陳健一が家庭で手軽に作れる中華料理をを丁寧に解説。
目次
生炒蝦仁/エビと銀杏とマッシュルームの塩味炒め
椰油扇貝/ホタテ貝とアスパラのパーム油炒め
青椒牛肉絲/牛肉とピーマンの細切り炒め
宮保鶏丁/鶏肉とカシューナッツの炒め物
宮保明蝦/エビの唐辛子炒め
家常〓(ゆう)花/イカの豆板醤炒め
乾焼蝦仁/エビのチリソース
麻婆豆腐(四川飯店の麻婆豆腐;お子ちゃま麻婆豆腐)
魚香肉絲/豚肉と胡瓜の辛味炒め
韮黄豆菜/黄ニラとモヤシの炒め物
紅焼鶏翅/鶏手羽先の醤油煮
鮮茸蟹白菜/白菜と蟹肉の煮物
猪肉蘿蔔湯/豚肉と大根のスープ
著者等紹介
陳建一[チンケンイチ]
1956年東京生まれ。玉川大学卒業後、四川料理の神様といわれた父・陳建民のもとで修業を積む。現在は「四川飯店」グループの代表として多数の店を統率しながら、自ら鍋を振るう。父・陳建民の味を踏襲しながらも、新しい発想と創作意欲で、常にオリジナリティの高いメニューを作り出している。親しみやすい人柄はテレビ、雑誌などでもおなじみ
小野幸恵[オノサチエ]
1954年東京生まれ。早稲田大学卒業。出版社勤務を経てフリー編集者となる。古典芸能、舞台芸術の本を企画・執筆する傍ら、エッセイとレシピを組み合わせた料理本を企画・編集する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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四川料理のレシピ本であり、日本に四川料理を広めた四川飯店の歴史本でもある。 陳建一氏の父建民氏が戦後日本に紹介したものは麻婆豆腐だけではなかったことを知る。乾燒蝦仁にトマトケチャップを加えて「エビチリ」にローカライズしたのも、もともとピーナッツを使用する宮保雞丁をカシューナッツに変えて日本に広めたのも陳建民氏らしい。 別の本(『四川飯店の中国料理』NHK出版)によると、陳建民氏が最初に麻婆豆腐を広めた時は、あえて花椒を抜き、熟成の短い日本産豆板醤を用いたそうだ。こうした逸話からも陳氏の才覚を感じる。2025/07/31




