目次
「アメリカン・ロマンス」の系譜形成
第1部(「ロマンス」という戦略―『緋文字』執筆の頃のホーソーン;ダーク・レディの死と「ロマンス」の死―『ブライズデイル・ロマンス』論;現実の中でロマンスが持つ力―ハリエット・ビーチャー・ストウ作品におけるアメリカン・ロマンス)
第2部(アメリカの真面目なボヘミアン―ジェイン・ボウルズの『ふたりの真面目な女性』;フレムとギャビンのサザン・ロマンス―「アメリカン・ロマンス」としてのウイリアム・フォークナーの『町』;アメリカン・アダムはロマンスを夢見るか―ジョン・バースの『酔いどれ草の仲買人』における「無垢」;ジューイッシュ・イマジネーション・イン・アメリカ―シンシア・オジック『ショールの女』とアメリカン・ロマンス)