内容説明
瀬戸内海の一小島で一家の旅の途中に生まれ、前半生は僧侶として、後半生は水戸藩士・史臣として「旅」とともに生涯を送った佐々介三郎。その本当の人物像とは?四十年以上にわたり佐々介三郎を研究し続けた著者が彼の生涯と人物像について残された史料をもとに読みやすく・判りやすく紹介。「水戸黄門漫遊記」では、わからない本当の佐々介三郎を知る。
目次
上編 「禅僧」修行時代(家系と生い立ち;仏門(禅僧)修行
還俗から水戸への仕官)
下編 水戸藩「史臣」時代(彰考館史臣の活動;「安倍仲満論」に見る佐々介三郎の思想;晩年の佐々介三郎;水戸史臣・佐々介三郎の家族;佐々介三郎の著作物)
著者等紹介
但野正弘[タダノマサヒロ]
昭和15年(1940)茨城県水戸市に生まれる。昭和34年3月茨城県立水戸第一高等学校卒業。昭和38年3月茨城大学文理学部文学科史学専攻卒業。昭和38年4月~静岡県・浜松日体高等学校教諭。昭和44年4月~茨城県立岩瀬高等学校教諭。昭和59年4月~水戸第一高等学校教諭。平成4年4月~茨城東高等学校教諭。平成13年4月~千葉県・植草学園短期大学教授。水戸史学会理事・事務局長/財団法人日本学協会理事。茨城県水戸市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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