内容説明
『啓発録』は、幕末の先覚橋本左内が15歳の時に自分の生き方と志を認めたもの。幼くして偉人英傑の伝記を愛読された左内が、古人の言行・節義に学び、深く感奮され、自己の規範として、また自らを励ますために書かれたものである。高邁な精神と学識は、現代に於いても無限の教訓と勇気を与えてくれ、その自筆本は現在宮中の御物になっている。巻頭に左内の肖像画(島田墨仙画伯筆)を掲げ、25年の生涯の概略・書状・草稿・書幅・詩幅・幕末維新関係者の書状・書幅・詩幅等の写真と英訳、『啓発録』の英訳・原文・書き下し文、橋本左内・『啓発録』を読む上での参考:人物・事件・語彙等の英訳などをも掲載。
目次
1 縮刷改訂版に際して
2 再版にあたって
3 橋本左内25年間の生涯x‐y線図、書状、草稿、書幅、詩幅、幕末維新関係者の書状、書幅、詩幅等
4 左内15歳時の著作「啓発録」の英文、原文、書き下し分等
5 橋本左内及び啓発録を読む上での参考:人物、事件、語彙等
6 解説(江種隆弘)
著者等紹介
紺野大介[コンノダイスケ]
1945年2月、旧満州奉天市(現中国瀋陽市)生まれ。東京大学大学院工学系研究科修了、工学博士(流体力学)。旧ソ連/モスクワ大学数理統計研究所留学。野村/ハーバード・ビジネススクール経営戦略講座修了。(株)荏原製作所戦略事業単位事業部長をへてセイコー電子工業(株)へ移籍。取締役研究開発本部長に就任。同時に関連会社数社の会社管掌役員など歴任。1999年退任。この間通産省工技院大型国家プロジェクト作業部会長、日本工業規格(JIS)改訂委/日本機械学会代表、(財)新世代研究所評議員などを務めた。現在特定非営利活動法人創業支援推進機構(ETT)理事長。1994年以来・中国北京・清華大学招聘教授。上場企業顧問、新潟大学地域共同研究センター客員教授、日中科学技術交流協会(JCSTEA)常務理事などを兼務
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