内容説明
『留魂録』は、吉田松陰が安政の大獄で処刑される前日のほぼ一日で書き上げた遺書である。その内容は、死を目前とした人間とは思えないほどの冷静さで訣別の辞が述べられており、門人への激励や、周囲への細心の配慮が示されている。このことがかえって読む人を更なる悲壮感へ誘う。
目次
1 はじめに
2 序章:留魂録まで
3 本章:留魂録
4 英国人作家Robert L.Stevensonの吉田寅次郎
5 跋文(中国人吉田松陰研究家・郭連友文学博士)
6 跋文(山口県教育会・河村太市会長)
7 謝辞
8 引用および参考文献
著者等紹介
紺野大介[コンノダイスケ]
1945年2月、中国瀋陽市(旧満州奉天市)生まれ。東京大学大学院工学系研究科修了、工学博士(流体力学)。旧ソ連/モスクワ大学数理統計研究所留学。野村/ハーバード・ビジネススクールMBA経営戦略講座修了。現在特定非営利活動法人創業支援推進機構(ETT)理事長。1994年以来、中国北京清華大学招聘教授(国立トライボロジー研究所)を兼任。企業顧問、中日科学技術交流協会常務理事、新潟大学地域共同研究センター客員教授、中国民間企業経営塾塾長(JETRO北京主催/中国工商連後援)を兼務。元セイコー電子工業(株)取締役研究開発本部長。関連会社数社の会社管掌役員など歴任
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