内容説明
間宮林蔵、木村謙次、松浦武四郎、それぞれの水戸藩とのつながりを考究し江戸(幕末)の日露交渉の真相に迫る。
目次
第1編 水戸藩と北方問題(木村謙次―そのプロフィール;木村謙次の蝦夷地探検―特に寛政五年の探検を中心に;幕末の日露交渉と『北島志』の編纂―水戸藩に於ける北方領土研究の意義 ほか)
第2編 史料翻刻と紹介(松浦武四郎『北辺危言』―安政年間蝦夷地秘史;木村謙次自筆『古農至孝余慶記』;木村謙次と『海防下策』)
第3編 研究余滴(甲辰の国難と外圧(講演録)
サハリン州郷土博物館に「間宮林蔵展」を開催して)
著者等紹介
吉沢義一[ヨシザワギイチ]
昭和28年茨城県水府村生まれ。茨城大学卒業後、県内の小中学校に勤務。この間、筑波大学内地留学をへて、平成2年からは茨城県立歴史館及び教育財団に勤務。水戸史学会理事。平成13年9月逝去
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